審美歯科
審美歯科(しんびしか)とは、美しさに焦点を当てた総合的な歯科医療分野のことです。
歯には機能的な側面と、審美的な側面があり、ともに健康に関しては重要な要素であります。
審美歯科治療は従来、政治家、ハリウッド女優、芸能人、スポーツ選手などが行うある種、特殊で金銭的に恵まれてる人間たちの治療でした。
しかし、近年、日本でも認知されつつありますが、白く美しく綺麗で自然な歯や歯並びを保つことは、社会的ステイタスとなるだけでなく、社会的モラルの1つと捉えられるようになってきました。
より機能的で審美的(美しい)で健康的な歯を求め、審美歯科治療を行う患者様が増えてきてることは事実です。
私たちの考える審美歯科治療はより『自然な歯の色で、機能的で、健康的で、』をコンセプトに、皆様の健やかなライフスタイルの一部となることを切に願っております。
審美歯科の素材と料金表
ジルコニア
ジルコニアは、金属やプラスチックを一切含まないセラミック素材です。
透明でダイヤモンドに近い高い屈折率を有することから模造ダイヤモンドとも呼ばれています。
セラミックのなかでも一番強度があり、優れた審美性・耐久性を誇ります。
また、ジルコニアは硬度があるため、物を噛みしめても欠ける可能性がかなり小さく、奥歯のように力がかかる部分には最適です。
オールセラミック
現在では歯に審美的効果をもたらす治療として有名なものになっています。オールセラミック治療は名前の通り、100%をセラミックのみで作りますので、数あるセラミッククラウンの中でも、特別な美しさが再現されます。
歯のかぶせ物や差し歯などに用いられ、素材の透明感は天然の歯と同等かそれ以上にあります。
また、形も自在に作れるので、周りの歯と協調性を持たせることができ、違和感もなく治療する前の歯よりもきれいな状態になります。
そのため、特に前歯などの審美性を高める治療に適しています。また、金属を使わないので金属アレルギーの人にも対応が可能なものとなっています。
メタルボンド
中身は金属で、外から見える部分にのみセラミック(陶器)を使用したクラウン(被せ物、差し歯)のことを言います。
見た目が良く変色しません。 強度も強いので、見た目のきれいさや実用性を気にされる方が希望されることが多い治療法のひとつです。
- ジルコニアインレー
- ジルコニア・オールセラミッククラウン
- フルジルコニアセラミッククラウン
- ラミネートベニア
- メタルボンドクラウン(コバルトクロム)
- メタルボンドクラウン(ゴールド)
審美・セラミック治療におけるリスクと副作用
● 審美治療でセラミック治療を行われた場合、保険適用外となり自費治療になります。
● 治療では、歯を削ることがあります。また、知覚過敏の症状が出る可能性があります。
● 治療での歯肉の移植は、二次的な出血、疼痛、腫脹(しゅちょう)の恐れがあります。
● 事前に神経の処置(根管治療)や土台(コア)の処置が必要となることがあります。
● 個人差により、装着したセラミックは、欠け、割れ、脱離することがあります。
● 噛み合わせ・歯ぎしりの強い方は、破損防止のためにマウスピースをお勧めすることがあります。
● 審美治療後、自発痛、咬合痛、冷温水痛を生じることがあります。
● 審美治療において、抜髄(神経治療)や抜歯が必要になることがあります。
● 抜歯や外科処置を伴う場合、出血や腫脹を生じることがあります。